自立度の低下や介護状態は健康寿命が短くなる最大の問題で、そしてその要因の第1位は「運動器の障害」であり「脳血管障害」よりも多いです。
運動器とは身体を動かす際に使われる骨、関節、筋肉、神経などの部分です。骨や筋肉の量は20~30歳代がピークで40~50歳代よりどんどん落ちてきているといわれています。
この運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態をロコモティブシンドロームといわれ、進行すると介護が必要になるリスクが高くなり健康寿命を短くすることになります。よって、いかにして運動器を長持ちさせてこのロコモティブシンドロームを予防するかが健康長寿につながります。
昨今の高齢化社会として話題にもなりますサルコペニア(加齢性筋肉減少症)もこのロコモティブシンドロームの基礎疾患となります。